「あれ？なんか硬いもの噛んだかな？」
夕食のハンバーグを堪能していたところ、口の中に異和感を覚えた。
そう、食中に歯の被せ物が取れてしまったのだ。
行きつけの歯医者、予約はまさかの2週間待ち
とりあえず、いつもの歯医者に電話をかけた。しかし、受付の女性の言葉に耳を疑った。
「最短で2週間後のご予約となります」
2週間!?
信じられなかった。まさかこんなに予約が取れないなんて…。どうやら、最近は患者さんが増えて予約が取りにくくなっているようだった。
「特に痛みはないので、仕方ないか…」
そう自分を納得させ、予約を受け入れた。しかし、仕事の都合でどうしても都合がつかず、結局さらに1週間延期することになった。
被せ物が取れたまま3週間…不安が加速
何を食べるにも歯を気にする日。やっと診室日を迎えた。
久しぶりの歯医者の椅子に座り、緊張しながら先生を待った。先生が私の口の中をのぞき込むと、開口一番、厳しい口調でこう言った。
「最後に検診に来られたのはいつですか？」
ドキリとした。
「えっと…2年くらい前でしょうか…」
正直に答えたが、先生の表情はさらに陰った。
「次の歯の治療が必要ですね。むし歯が見つかりました」
ガーン。予想外の言葉に、私は惑惱した。
そして深い反省をした。必ず定期歯科検診に行こう。歯磨きも全力で。少しでも違和感があればすぐに歯医者へ。
歯の健康は実は全身の健康にも繋がっている。そんな当たり前のことに、私はようやく向き合う気になった。
次回の予約を取り、虫歯治療編へ続く。
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